1. "Chlorogonium" sp. 土浦港 (2007.9.4). Scale bar = 10 µm.
植物界 緑色植物亜界 緑藻植物門 緑藻綱 ボルボックス目 ヘマトコックス科
クロロゴニウム属
Chlorogonium
Ehrenberg 1837: 172.
Type species: Chlorogonium euchlorum Ehrenberg 1837.
Synonyms:
単細胞自由遊泳性。細長い紡錘形の細胞の頂端から2本の等長鞭毛が左右に生じている。糖タンパク性の細胞壁で囲まれる。明瞭なパピラはない。葉緑体は1個、側膜〜らせん状、ふつうピレノイドをもつ。葉緑体中にはふつう眼点が存在する。ふつう2個以上の収縮胞が細胞質中に散在する。核は1個。
4または8個の遊走子形成によって増殖する。遊走子形成中にも親細胞は鞭毛を残しており、遊泳する。有性生殖には同型配偶子接合から卵生殖まで知られる。接合子は厚い細胞壁をもち、減数分裂によって娘細胞を形成する。
40種ほどが記載されている。多系統群。
淡水域に広く生育する。土壌からも報告がある。
参考文献 References
- Guiry, M.D. & Guiry, G.M. (2006) AlgaeBase version 4.2. World-wide electronic publication, National University of Ireland, Galway. http://www.algaebase.org; searched on 13 December 2006.