1. Kirchneriella dianae (?). 2. Kirchneriella contorta. 土浦港 (2006.10.30). Scale bar = 10 µm.
植物界 緑色植物亜界 緑藻植物門 緑藻綱 ヨコワミドロ目 セレナスツルム科
キルクネリエラ属
Kirchneriella Schmidle 1893: 82.
Type species: Kirchneriella obesa (W. West) Schmidle 1893
Synonyms: Closteriococcus Schmidle 1905 (?); Pseudokirchneriella Hindák 1990 (?)

ふつう4〜64細胞が共通の不定形粘液質に包まれて不規則に集合した不動性群体。細胞は 3-40 x 1-7 µm、ふつう大きく湾曲しており、半円、三日月、らせん形、紡錘形など。細胞壁は平滑。細胞は単核性。葉緑体は1個、沿膜性、ふつうピレノイドは1個、ときに不明瞭だが電顕下では確認できる。

各細胞内で細胞分裂して2, 4または8個の自生胞子を形成する。娘細胞は母細胞壁内で部分的に重なる。鞭毛細胞や有性生殖は未知。

35種ほどが記載されている。細胞の大きさ、形態などで分類されている。

世界中の淡水止水域に普遍的に分布する。プランクトン性。

参考文献 References