1. Pachycladella xx. 土浦港 (2006.10.30). Scale bar = 10 µm.
植物界 緑色植物亜界 緑藻植物門 所属不明
パキクラデラ属
Pachycladella Silva 1970: 943.
Type species: Pachycladella umbrina (G.M. Smith) Silva 1970
Synonyms:

単細胞不動性。細胞は球形またはやや四角形、直径 3-13 µm、4本 (ときにそれ以上)の細長い突起が十字状に伸びている。突起は全てほぼ同長、長さ 5-120 µm、基部の直径 2-4 µm、中空または中実、透明〜濃褐色。突起には鉄やマンガンが存在する (P. umbrina, P. zatoriensis)。突起の先端は尖るかやや二叉になる。細胞を覆う粘液質層はない。細胞は単核性。葉緑体は1個、カップ状で細胞をほとんど覆い、明瞭なピレノイドを1個もつ。

2本鞭毛性遊走子を形成して無性生殖を行う。遊走子の鞭毛装置は時計回り型 (EM)。有性生殖は未知。

4種ほどが記載されている。細胞の形、大きさ、突起の様子などで分類されている。

淡水止水域に生育する。比較的まれ。プランクトン性。雪上藻としての報告もある。

参考文献 References