1. Pseudocarteria sp. 土浦港 (2006.10.30). Scale bar = 10 µm.
植物界 緑色植物亜界 緑藻植物門 緑藻綱 ボルボックス目 クラミドモナス科*
プセウドカルテリア属
Pseudocarteria Ettl in Komérek et Ettl 1958
Type species:
Synonyms:

単細胞自由遊泳性。球形〜楕円形の細胞の頂端から4本の等長鞭毛が生じている。鞭毛がでている部分以外は糖タンパク性の細胞壁で囲まれ、細胞頂端では細胞壁が突出してパピラを形成することもある。厚い寒天質層で囲まれる種も知られる。葉緑体は1個、カップ型〜星型、中央にピレノイドが1個存在する。葉緑体中には眼点が存在し、細胞側方に位置する。多数の収縮胞が細胞に散在する。核は1個、ピレノイド中に埋没していることがある。

2または4個の遊走子形成によって増殖する。異形配偶子接合による有性生殖が知られている。

4種ほどが記載されている。系統的にはCarteriaのGroup I に近縁だと思われる。

淡水止水域に分布する。プランクトン性。

参考文献 References