1. Pseudodictyosphaerium sp. 土浦港. Scale bar = 10 µm.
植物界 緑色植物亜界 緑藻植物門 緑藻綱 ヨコワミドロ目 "マイコナステス科"
シュードディクティオスファエリウム属
Pseudodictyosphaerium Hindák 1978: 806.
Type species: Pseudodictyosphaerium scoticum Hindák
Synonyms:

球形不動性の細胞が集まって不定形の群体を形成する。細胞は母細胞壁片でつながっているが、不明瞭なことも多い。ときに単細胞性。細胞は球形〜楕円形、直径 1.5-10 µm。細胞壁は平滑。油滴を含むことがある。細胞は単核性。葉緑体は1個、沿膜性、ピレノイドを欠く。

2または4個の自生胞子を形成する。鞭毛細胞や有性生殖は未知。

2種ほどが記載されている。遺伝的に単細胞性の Mychonastes Simpson et Van Valkenburg 1978 に極めて近縁であり、また Mychonastes が群体性になることや Pseudodictyosphaerium が単細胞性になることもあることから、おそらく両属は合一されるものと思われる。

淡水止水域におそらく普遍的に分布する。プランクトン性。

参考文献 References