1-4. Tetrastrum staurogeniaeforme (?). 土浦港 (2006.10.30). Scale bar = 10 µm.
植物界 緑色植物亜界 緑藻植物門 トレボウキシア綱 所属不明
テトラスツルム属
Tetrastrum Chodat 1895: 114.
Type species: Tetrastrum staurogeniaeforme (Schröder) Lemmermann 1900
Synonyms: Cohniella Schröder 1897

ふつう4細胞が同一平面状で四角形に密接に接着して不動性定数群体を形成する(一辺 5-23 µm)。無性生殖後も娘群体が親細胞壁についたままで複合群体を形成することもある(後述参照)。ときに粘液質で包まれる。細胞は長径 2-12 μm、多少とも扁平で楕円形〜三角形。細胞壁は平滑、または顆粒があり、ときに細長い刺をもつ。細胞は単核性。葉緑体は1(〜4)個、沿膜性、ときにピレノイドを1個もつ。

4、ときに2個の自生胞子を形成し、これが母細胞壁内で娘群体を形成して無性生殖を行う。娘群体の分裂面は親群体の分裂面と同一。有性生殖は卵生殖。

12種ほどが知られる。細胞の大きさや形態、刺の形態、ピレノイドの有無などで分類されている。 Crucigenia に類似するが、親群体と娘群体の分裂面の関係が異なる。

淡水止水域に広く分布する。プランクトン性。

参考文献 References