1-3. Rhodomonas sp (?). 土浦港 (2006.10.30). Scale bar = 10 µm.
クリプチスタ　クリプト植物門　クリプト藻綱　クリプトモナス目　ピレノモナス科
ロドモナス属
Rhodomonas Karsten 1898
Type species: Rhodomonas baltica Karsten 1898
Synonyms: Pyrenomonas Santore 1984; Rhinomonas Hill 1988; Storeatula Hil 1991l

ふつう米粒型の細胞で、細胞亜頂端から２本の亜等長、不等運動性の鞭毛が生じている。鞭毛基部左側から陥入部があり、一部は腹側に開口して溝になっている。陥入部にはいくつかのエジェクトソームが列んでいる。ペリプラストは方形（ときに六角形〜シート？）で、外部要素は繊維質層。赤褐色の葉緑体を１個もつ。主要光合成補助色素としてフィコエリスリン（Cr-PE 545）をもち、赤色〜赤褐色、ときに黄褐色。葉緑体にはピレノイドが1個存在する。ピレノイド基質内にはヌクレオモルフが存在する。

２分裂によって増殖する。

多くは海水域に生息するが、淡水域にも見られる。ふつうプランクトンとして生活している。

参考文献　References