1-4. Monomorphina pyrum. 土浦港 (2006.10.30). Scale bar = 10 µm.
盤状クリステ類 ユーグレノゾア門 ユーグレナ藻綱 ユーグレナ目 ユーグレナ科
モノモルフィナ属
Monomorphina Mereschkowsky 1877: 276, 295.
Type species: Monomorphina pyrum (Ehrenberg) Merschkowski
Synonym:

単細胞自由遊泳性。細胞は西洋ナシ形で後端が細長く伸張する。ときにやや扁平(図4)。細胞前端の陥入部から1本の鞭毛が前方へ伸びている。細胞前端付近に明瞭な眼点がある(図3)。ペリクル板は顕著で継ぎ目が隆起し、左廻り(まれに右廻り)の螺旋状。ほとんどユーグレナ運動をしない。葉緑体は1〜数個、側膜性。ふつうピレノイドを欠く。細胞両側面に沿って大きなパラミロン板がある(図3)。

PhacusLepocinclisに分類されていたが、分子系統学的研究などに基づいて近年分離された。

淡水止水域に広く分布する。プランクトン性。

参考文献 References