1, 2. Gonyostomum semen (ちょっとつぶれ気味). 土浦港 (2007.9.4). Scale bar = 10 µm.
ストラメノパイル 不等毛植物門 ラフィド藻綱 ラフィドモナス目 ヴァキュオラリア科
ゴニオストムム属
Gonyostomum Diesing 1866
Type species: Gonyostomum semen (Ehrenberg) Diesing
Synonym:

単細胞自由遊泳性。細胞は円形〜倒卵形、やや扁平、長さ 35〜70 µm。細胞頂端付近から2本の不等長・不等運動性鞭毛が生じている。前鞭毛(遊泳鞭毛)は前方に伸び、鞭毛運動によって遊泳力を生じる(管状マスチゴネマが生えている, EM)。後鞭毛(曳航鞭毛)は細胞後方に伸ばしている。鞭毛基部付近は陥入して貯胞になっており、それに接して目立つ収縮胞がある。葉緑体は黄緑色〜鮮緑色、盤状、多数、細胞表層に分布している。細胞全体または特に前方付近に多数の刺胞がある。多数の粘液胞をもつ。

淡水止水域にふつうに見ら、ときに大増殖している。プランクトン性。霞ヶ浦では Gonyostomum semen が2006年10月に比較的多く見られた。

参考文献 References