1. Ophiocytium sp. 土浦港 (2006.10.30). Scale bar = 10 µm.
ストラメノパイル　不等毛植物門　黄緑色藻綱　ミショコックス目*　オフィオキチウム科
オフィオキチウム属
Ophiocytium Nägeli 1849: 87.
Type species: Ophiocytium apiculatum Nägeli 1849
Synonym:

単細胞性または娘細胞が母細胞壁に付いた群体。細胞は細長い円筒状、まっすぐ〜湾曲、ときに細胞端に突起がある。この突起で基質に付いているときがある。細胞壁は細長い円筒状のパーツと蓋になるパーツからなる。最初は単核性だが、後に多核性。葉緑体は黄緑色、盤状、１個〜多数。ピレノイドを欠く。細胞中には脂質顆粒が含まれる。

遊走子形成または自生胞子形成によって無性生殖を行う。遊走子は２本の不等鞭毛、２個の葉緑体をもち眼点を欠く。遊走子や自生胞子は母細胞壁の蓋となるパーツがはずれることによって放出される。厚壁細胞の形成が報告されている。

細胞の形態、大きさ、先端の突起の有無・形態、群体形成能、基物付着能などに基づいて分類されている。

淡水止水域に広く分布する。プランクトン性または付着性。

参考文献　References