PSKとは1996年にアスパラガス葉肉細胞の培地中から単離されたペプチド因子である。その後PSKはイネやシロイヌナズナ、ニンジンなどの培地中からも検出され、高等植物に普遍的に存在する因子であることが示唆された。PSKは培養細胞の分裂増殖の促進、及び不定芽や不定根、不定胚形成の促進などの機能を持つことが示されているが、植物個体における機能についてはまったく分かっていない。そこで本研究では、PSK遺伝子の発現が変化した植物個体を解析することにより、PSKの植物個体における生理機能を明らかにしていきたいと考えている。
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