不定胚誘導


ii) ストレス誘導系
 芽生えの茎頂部を様々なストレスで処理し、その後ストレスから解放することで、不定胚を誘導することができる。ストレスとしては重金属(塩化カドミウムなど)、高濃度(ショ糖や塩化ナトリウムなど)、熱(37℃培養)が利用されている。この系ではオーキシン(2,4-D)を用いないので、オーキシンによる様々な生理作用を除去でき、不定胚形成能獲得に関わる変化のみを検出することが可能な系である。