1, 2. Ceratium ranipes. 生細胞 (腹面観). 下田沖 (2010.5.17). Scale bars = 50 µm (1), 100 µm (2).
渦鞭毛植物門 渦鞭毛藻綱 ゴニオラックス目 ケラチウム科
Ceratium ranipes Cleve 1900
Synonym(s):

単細胞遊泳性。前角は右前方へ伸びる。下殻後縁は弧状で後角へ移行する。左右後角は側方へ出てゆるやかに曲がり、前方へ向かう。左右後角先端は多数に分枝し、掌状。下殻下縁や前後角縁には鋸歯状突起がある。黄褐色の葉緑体をもつ。

本種を含めて海産の Ceratium はタイプ種を含む淡水産の Ceratium とは系統的にやや異なるため、Neoceratium へ移すことが提唱されている (Gómezzo et al. 2010)。この場合、本種の種名は Neoceratium ranipes (Cleve) Gómez, Moreira & López-Garcia となる。

世界中の熱帯〜暖帯外洋域に生育する。

参考文献 References