1, (2?). Ceratium teres. 生細胞 (腹面観). 下田沖 (2010.5.15). Scale bar = 20 µm (1, 2 共通).
渦鞭毛植物門 渦鞭毛藻綱 ゴニオラックス目 ケラチウム科
Ceratium teres Kofoid 1907
Synonym(s):

単細胞遊泳性。躯幹部は高さが幅よりもやかなり大きく、体幅 31-56 µm。上殻は左右両辺がわずかに張り出した三角形、高さは幅より小さい。前角は細くまっすぐ前方へ伸び、躯幹部の区別はやや不明瞭。下殻は左右両辺がわずかに張り出し、高さは上殻高より小さい。左右後角は短く、やや開いて後方へ伸びる。殻が脆弱な個体が多い。黄褐色の葉緑体をもつ。

本種を含めて海産の Ceratium はタイプ種を含む淡水産の Ceratium とは系統的にやや異なるため、Neoceratium へ移すことが提唱されている (Gómezzo et al. 2010)。この場合、本種の種名は Neoceratium teres (Kofoid) Gómez, Moreira & López-Garcia となる。

世界中の外洋域に分布する。

参考文献 References