本文へスキップ

学生による書評・イベント紹介

つくばでは研究だけでなく、サイエンス系のイベントや学生団体の活動も盛んです。
気になるイベント・団体、そしてオススメの書籍を学生たちがご紹介します!

ギャラリー

研究だけじゃない!生物学類のサイエンス・コミュニケーション団体

「サイエンス・コミュニケーション」という言葉を聞いたことがありますか?科学の面白さや科学の課題などを伝え、一般市民と交流をする活動です。生物学類の3つのサイエンス・コミュニケーションに関連した団体についてご紹介します。 

こちら

書評:『植物は〈知性〉をもっている 』~花壇に潜む知性の秘密とは~

植物が知性をもつ――。初めて目にすると、俄かには信じがたいが、その考えは見事に覆される。読み終えて、「植物は知性をもっている」と納得させられてしまった。人間は、植物を知的な存在として受け入れ難い。植物は「動かない」、「感覚をもたない」と考えるためだ。本書は、古代ギリシャから続く伝統的な固定観念を疑問視し、魅力的な論を展開していく。 

こちら

書評:『火の賜物 ヒトは料理で進化した』~料理の誕生と人類の発展をたどる~

料理をするということ、それは、人間なら誰もが生きる上で欠くことのできない行為です。しかし、これほど男女平等が叫ばれている現代においても、「料理は女性が行うべき」という考えは世界中の国々でいまだ根強く残っています。プロの料理人には男性もいるし、料理が苦手な女性もいるのに、なぜそのような考えが定着したのでしょうか。著者であるリチャード・ランガムは、本書のなかでその理由を模索しています。料理という行為が誕生した際の、人間の男女に生じた行動の変化が手がかりとなるようです。 こちら

最前線で生物多様性を守る 公務員レンジャーの仕事

10月8日、筑波大学自然保護寄付講座が主催し、今年度5回目となる「自然保護セミナー」が開催された。今回は「自然保護を支える仕事~就職支援セミナー~」と題して、自然保護分野の仕事に従事する三人のプロフェッショナルが講演した。そのうちの一人、環境省に勤務する鈴木 渉さんの, お仕事に寄せる思いを報告する。 こちら

「微生物の宣教師」による貴重な微生物写真集

とことん厳密さを追求しようとする学問の世界においても、様々な理由によりその語義が曖昧になってしまう用語は少なくない。「微生物」などという言葉は、その最たる例であるだろう。その曖昧さが手伝ってか、一般に「微生物」という生き物について知られていることは少ないようである。炭疽菌、ツボカビ、ユーグレナ、エイズウイルス――ニュースになったり話題になったりした生物ですら、その姿をはっきりと思い浮かべることのできる人はそう多くはないはずだ。ましてや名前も知らない微生物のことなぞ、想像もつかないだろう。 そんなあなたの世界を視覚からぐっと押し広げてくれるのが本書「微生物の世界」である。 こちら

「動物に教えてもらう「生きるヒント」

 漫画家と生物オタク。本書は、異色のコラボで生まれた。  内容もなかなかに斬新で、キリンやペンギン、カピバラ、ナマケモノ、ダンゴムシといった、20種類の動物の生態を扱っている。本書は漫画と文章で構成されており、動物たちの意外な本心や生き方が次々と明らかにされていく。  こちら