[センター内]
オオアワガエリ 大粟返り
Phleum pratanse L.
被子植物 単子葉類 イネ目 イネ科 アワガエリ属

ユーラシア原産。明治初期に牧草として移入され、各地で野生化している。英名チモシー (Timothy)。路傍や川岸、草原に生える多年草。センター内の草地に極めて多い。全体無毛。根茎は短い。地上茎は高さ 50〜100 cm。葉は線形、幅 5〜10 mm。

花期は5〜8月。茎の先に多数の小穂が密に集まって、直立する円柱形の花穂をつくる。花穂は長さ 6〜15 cm、直径 7〜9 mm、淡緑色。小穂は扁平な倒卵形、長さ 3〜3.5 mm、1小花からなる。苞穎は同形、内折し、先端には太く短い芒がああり、竜骨には長い開出毛がある。護穎は苞穎より小さく先端は切形。小花の基部には関節がある。葯は大型で、紫色を帯びる。