ガマ
Typha latifolia L.
単子葉類 イネ目 ガマ科 ガマ属

湖沼や河川の水際に生える多年草。高さ1.5〜2 m。葉は幅1〜2 cmの線形で、基部は茎を抱く。

花期は6〜8月。茎の先端に微小な花の集まり(花穂)をつける。花穂は2段に分かれており、下部は雌花穂で長さ10〜20 cm (いわゆるガマの穂)、上部は雄花穂で細く、長さ7〜12 cm。雌花・雄花とも花の基部に長い毛があり、雌花は1心皮からなる雌しべを1個もち、雄花は2〜3個の雄しべをもつ。果実は堅果で1種子を含み、雌花の毛が綿毛になって風で散布される。