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ヒイラギナンテン
柊南天
Mahonia japonica (Thunb.) DC.
真正双子葉類 キンポウゲ目 メギ科 ヒイラギナンテン属
中国原産の常緑低木。薬用、観賞用として移入され、現在では庭などに植栽される。 茎はあまり分枝せず、叢生する。高さ 0.5〜2 m。茎の断面は黄色。葉は互生、奇数羽状複葉、長さ 40〜50 cm 。小葉は5〜9対つき、厚い革質で光沢があり、縁に鋭い鋸歯がある(痛い)。常緑ではあるが、冬期に一部鮮やかに紅葉する。 花期は2〜4月。長く垂れ下がる長さ 10〜15 cm の総状花序をつける。花はカップ状、直径 7 mm ほどで鮮黄色。萼片は3個3輪。花弁は3個2輪、先端が浅く2裂する。 雄しべは6個、触れると内側に動いて送粉者に花粉をつける。雌しべは1個。 果実は液果、楕円形で直径 8 mm ほど、秋に藍黒色に熟し、白粉をふく。 葉(小葉)がヒイラギ(モクセイ科)に似ているためこの名がついたが、両者は遠縁。 |