1. Actinocyclus tenuissimus (?). 殻. 下田沖 (2010.5.15). Scale bar = 10 µm.
オクロ植物門 珪藻綱 コスキノディスクス目 ヘミディスクス科
Actinocyclus tenuissimus Cleve 1878
Synonym(s): Coscinodiscus curvatulus var. subocellatus Grunow 1884; Actinocyclus subocellatus (Grunow) Rattray 1890

単体性で細胞は短円筒形。殻頂面はほぼ平坦、殻套部はそれとほぼ直角。 直径24-80 µm。

蓋殻中心に10-13個の小室が集まった明瞭な中心小室群がある。条線は束線状、中心域から縁辺の唇状突起へ伸びるやや湾曲した放射状小室列で殻頂面は区画され、区画内の小室列は区画の中軸に平行に伸びる。小室は18-22個/10µm。殻頂面の縁辺部に円形の擬結節が1個ある。殻頂面と殻套部の境界付近に1輪の唇状突起列があり、各唇状突起の間隔は5-9 µm。

汎世界種で沿岸域に広く分布する。

参考文献 References