1-3. Asteromphalus heptactis. 生細胞 (殻面). 下田沖 (2010.5.17 [1], 2010.10.15 [2, 3]). Scale bar = 20 µm.
オクロ植物門 珪藻綱 アステロランプラ目 アステロランプラ科
Asteromphalus heptactis (Brebisson) Ralfs in Pritchard 1861
Synonym(s): Spatangidium heptactis Brebisson 1857

細胞は単体性、円盤形で直径 40-180 µm。葉緑体は黄褐色、盤状、多数。

蓋殻は楕円形〜円形、表面はうねっている。小室を欠く中心区は蓋殻直径の1/3〜1/4ほど。透明脈(hyaline line)は細く、蓋殻中心付近から蓋殻長軸に沿って一端まで伸びている。中心区内での透明脈末端は角張っている。透明放射脈(hyaline ray)は6本、左右対称に配置する。透明放射脈はやや太く、末端に偽結節と唇状突起がある。中心区内での透明放射脈間の区画は凸凹。小室は六角形の房状小室、密度はやや粗く5-7個/10µm。

温帯の沿岸域に分布する。

参考文献 References