1, 2. Asteromphalus flabellatus. 生細胞 (1), 蓋殻 (2), いずれも殻面. 下田沖 (2010.10.15). Scale bar = 20 µm.
オクロ植物門 珪藻綱 アステロランプラ目 アステロランプラ科
Asteromphalus flabellatus (Brébisson) Greville 1859
Synonym: Spatangidium flabellatum Brébisson 1857

細胞は単体性、円盤形で直径 40-60 µm。葉緑体は黄褐色、盤状、多数。

蓋殻は楕円形〜円形、表面はうねっている。小室を欠く中心区はやや偏心、蓋殻直径の1/2〜1/3ほど。透明脈(hyaline line)は細く、蓋殻中心付近から蓋殻長軸に沿って一端まで伸びている。中心区内での透明脈末端は棍棒状〜角張っている。透明放射脈(hyaline ray)は6〜10本、左右対称に配置する。透明放射脈は細く、末端に偽結節と唇状突起がある。中心区内での透明放射脈間の区画は直線状。小室密度は約16個/10µm。

暖海域に分布する。

参考文献 References