1. Cerataulina pelagica. 下田沖 (2010.5.11). 群体 (帯面). Scale bar = 10 µm.
オクロ植物門 珪藻綱 ヘミアウルス目 ヘミアウルス科
Cerataulina pelagica (Cleve 1889) Hendey 1937
Synonym(s): Zygoceros pelagicum Cleve 1889; Cerataulus bergonii H. Peragallo 1892

細胞は円筒形、直径 7-56 µm、殻高 55-120 µm。殻は脆弱。蓋殻面の両極に小さな突起があり、この部分で隣接細胞と連結して直線状の群体を形成する。葉緑体は盤状、多数。被殻は中心軸に沿ってややねじれているため、上下殻の連結突起は帯面から見て同一平面上にくることはない。

蓋殻面中央に唇状突起があり、これを中心に小室が放射状に配列し、小室密度は14-25個/10µm。唇状突起まで達しない小室列の先端には小さな間条孔がしばしば存在する。蓋殻両極の連結突起には6-7列の肋があり、連結突起の外縁部には先の尖った膜状突起がある。 帯片は脆弱、多数の小孔があり、開放型で開放部はほぼ直線状に縦にならぶ。

世界中の沿岸域に広く分布する。

参考文献 References