A-D, 蓋殻; A-C, DIC (scale bar = 10µm);D, TEM.
不等毛植物門 珪藻綱 中心目 タラシオシラ科
Cyclotella sp.
Synonym:

単体性で細胞は短円筒形、直径7-20µm。

蓋殻の中央域と周辺域の境は比較的明瞭。中央域は小室を欠き、うねっている(半分が隆起し半分がへこむ)(図C)。中央域の隆起部には1本の有基突起が存在する。縁辺域は直径の1/4〜1/3ほどで14-17本/10µmの放射条線がある。各間条線はmarginal chamberを形成し、同大の小室列が数列ある。2〜4間条線おきに縁辺有基突起がある。周縁有基突起のうち1つは唇状突起に置き換わっている。

Cyclotella striataCyclotella litoralisに似るが、細胞がやや小さく、条線数が多い点で異なる。

1997年の調査では夏期に比較的多くみられた。

参考文献 References