1: Guinardia flaccida. 生細胞 (帯面). 1a, 1b は同一細胞で焦点を変えたもの. 下田沖 (2010.10.15). Scale bar = 20 µm.
オクロ植物門 珪藻綱 リゾソレニア目 リゾソレニア科
Guinardia flaccida (Castracan) Peragallo 1892
Synonym(S): Rhizosolenia flaccida Castracane 1886

細胞は円筒形、直径 25-90 µm、殻高はその1.5倍以上。被殻は脆弱。蓋殻面はほぼ平坦、蓋殻縁近くにある小さな突起で隣接細胞と連結して直線状の群体を形成することが多い。葉緑体は黄褐色、多数、星状で中央にピレノイドをもつ (図1a)。

蓋殻面の一端に唇状突起を伴った短い突起がある。この唇状突起を中心に非常に小さな小室が放射状に配列している。 帯片は多数、光顕でも容易に確認できる。帯片は開放型で開放部はずれてらせん状にならぶ。

極地を除く世界中の沿岸域に広く分布する。

参考文献 References