1, 2. Thalassiosira rotula (?). 生群体. 下田沖 (2010.5.17). Scale bar = 20 &miro;m.
オクロ植物門 珪藻綱 タラシオシラ目 タラシオシラ科
Thalassiosira rotula
Meunier 1910
Synonym:
細胞は円盤形で直径 10-60 µm、蓋殻中心から出る太い粘液糸でつながって群体を形成する。殻套部は狭く、蓋頂面との連結部はやや丸みを帯びる。
蓋殻中央に複数の有基突起が集まって存在する。この中心有基突起群に加えて、蓋殻全体に多数の有基突起が散在する。殻頂縁には小さな唇状突起が1本ある。小室は放射状に配列し、密度は18-24室/10µm。小室の切線方向の区画は不明瞭。
温帯沿岸域に広く分布する。
参考文献 References
- 高野秀昭 (1990) 珪藻綱. In 日本の赤潮生物(副代康夫・高野秀昭・千原光雄・松岡數充 編). 内田鶴閣圃, 東京. pp.162-331.
- Hasle, G.R. & Syvertsen, E.E. (1996) Marine Diatoms. In: Identifying Marine Phytoplankton. (Tomas, C.R. Eds), pp. 5-386. San Diego: Academic Press.