性染色体
植物にも性があることにお気付きですか?多くの植物は、雌雄両性の生殖器官(雄しべ、雌しべ)を持つ両性花を着けます。キュウリやトウモロコシのように、一つの個体に雌雄別々の花を着ける植物もあります。植物の性表現として最も進化しているのは、キウイやアスパラガスのような雌雄異株植物で、哺乳類と同じように雌雄別々の個体から成っています。
雌雄異株植物の中でもロープや布の原料となるアサは、大きさの異なる性染色体を持っていて、その遺伝様式は人間と同じXY型です。

この性染色体の構造を解析することにより、高等植物の性分化のメカニズムを解明できると考え、我々の研究室で研究を行いました。この研究は、現在、理化学研究所(和光市)において、阪本浩一博士が続行しております。
(本研究室では現在、この研究を行っておりません。)
大学院生等の研究テーマ
1、
(阪本浩一博士:生物科学研究科修了、現・理化学研究所ポスドク)
雌雄異株植物・アサの性染色体の構造と機能の解析
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