つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2002) 1: 78-79.

特集:大学説明会

在校生の話 ―サークル活動について―

原 亜弓 (筑波大学 生物学類 2年)

 大学説明会にスタッフとして参加した経緯にはいろいろ(具体的には、各方面からの圧力)あったが、実際に終 えてみると、想像していた以上に良い経験になった。以下、私がサークルについて話した内容である。

 生物2年の原です。サークルについて話すことになっているので、少し述べたいと思います。

 はっきり言ってサークルは、大学に入ってから決めるものなので、詳しくは入学時に配られる『課外活動団体紹介誌』を参照してください。また、入学式後の新歓祭で行われる新入生獲得合戦などに参加して、よく考えてくだ さい。一覧に載っているものを一通り紹介しようと思ったのですが、あまりに多いので紹介しきれません。たいていのものは揃っているので、詳しくは紹介誌を見てください。珍しいものでは、‘スポーツ吹き矢’などもあるようです。

 大学には大きく分けて部活、サークル、愛好会などの団体があり、部活とその他の違いは、一言で言えば厳しいか、そうでないかです。部活は体育専門学群の人が多いのでどうしても厳しくなりがちです。活動内容は団体によって大きく異なるので、実際に見学するなど、良く見て良く考えてください。

 学務の方から、「ウソは言うな、事実を述べよ」と言われているので正直に言いますが、生物の1年生は先生方がとても熱心なので、授業や実験のレポートがとてつもなく多く、サークルばかりやってはいられません。一つのレポートを提出すると、次のレポートが課せられるという状況です。ちなみに、バイトもほとんどできません。サークルに入れ込みすぎたばっかりに、卒業や進級が危なくなった先輩もいるようです。できる人はきちんと両立していますが、やはりそれなりの覚悟が必要なようです。サークルなどに入らないと、生物学類内だけの人間関係になってしまいがちです。サークルが他学類の友達や先輩の輪を広げる良い機会になるのは事実ですから、何らかの団体に所属することをお勧めはします。また、サークルによっては他大学との交流もあるので、いろいろな経験もできます。

 ここで宣伝させていただきます。私はライフル射撃部なのですが、今年、女子部員が入ってくれなかったので私 がいまだに最後の女子部員のままです。そこでカメラを回している人(生物学類4年次の加門さん)は、去年のうちの主将です。主将が生物学類内にいることからも明らかなように、ライフル射撃部は部活動ではありますが、生物学類の授業や実験と十分両立できます。ですので、入学した際には試射会などもあるので、是非一度撃ちに来てください。よろしくお願いします。

 大学説明会に参加して思ったこと。

 懇談会と施設見学の両方に参加できないため、質問ができなかった高校生もいたようだ。もう少し質問しやすい環境を提供できたらよいのではないかと思った。

 ただ、昨年の反省として「大学会館からの移動が遅い」ということがあったようだが、今年はそれに対して事前にいろいろ作戦を練り、プラカードなども充実させた甲斐があって、移動は非常にスムーズだった。この点は非常に良かったと思う。

 また、今年はとても湿度が高く蒸し暑かったので、移動などの際、参加者もかなり辛そうだった。来年は涼しいといいなぁ〜♪

Communicated by Fumiaki Maruo, Received August 2, 2002.

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