つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2003) 2: TJB200312JM.
特集:下田臨海実験センター設立70周年記念
宮崎淳一 筑波大学生物科学系講師
(動物発生学)
私は、臨海実習でウニの発生なども手伝っているのですけれども、そのような時に、例えば、ウニの卵があまり出てこない、精子があまりよくない、受精があまりうまくいかない、ということもあります。そうしますと技官さんが、「ここのものは、ちょっと成熟しすぎているから、あそこだったらもうちょっと若い、いいやつがいるはずだ」と、違う所からまた捕ってきてくれるのです。そうすると、またうまくいく。そのようなことをやって下さるスタッフがいるということが、下田の最大の利点といいますか、強みではないかと思っています。
そのようなことで今、下田でドレッジを引いてもらったりしまして、これからもやはり技官さんの経験などに頼って、何とかこのようなことを明らかにできたらな、と思っています。
Contributed by Taketeru Kuramoto, Received October 21, 2003, Revised version received October 28, 2003.
©2003 筑波大学生物学類
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