[センター内]
シャクジョウソウ 錫杖草
Monotropa hypopithys L.
真正双子葉類 キク目群 ツツジ目 ツツジ科 シャクジョウソウ属

北海道〜九州に分布。山地のやや暗い林内に生える腐生植物 (菌根菌から栄養を吸収する)。光合成色素を欠き、全体が淡黄褐色。高さ約 20 cm。葉は退化的で鱗片状、多数が互生する。

花期は5〜8月。茎の先に総状花序をつける。花は長さ約 15 mm、最初うつむいているが、後に上を向く。この花序の姿が山伏のもつ錫杖に似ていることからこの和名がついた。花冠は長鐘形、淡黄褐色、肉質。雄しべは10個。雌しべの柱頭は盤状に広がる。 果実はさく果、広楕円形、上向きにつく。