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ハキダメギク
掃溜菊
Galinsoga quadriradiata Ruiz et Pav.
真正双子葉類 キク目 キク科 コゴメギク属
熱帯アメリカ原産で世界中の熱帯〜温帯域に広がった帰化植物。路傍や畑に生える一年草であり、条件が良いと発芽から結実まで4週間ほどしかかからない。茎は2又分枝して高さ 15〜60 cm。全体に軟毛で覆われている。葉は対生、卵形から卵状披針形、浅い鋸歯がある。 花期は6〜11月、茎頂に直径 5 mm 程度の頭花を1個ずつつける。花茎や総苞片には腺毛がある。総苞は5個の総苞片からなり、半球形。頭花周囲に白色の雌性舌状花を5つほどつけ、内側に黄色い両性の筒状花が多数つく。舌状花の花冠は3裂。舌状花、筒状花とも白色鱗片状で先の尖ったの冠毛をもつ。果実は下位そう果、黒色、 最初に掃き溜めで見つかったことからこの名前がある。類似種にコゴメギクがあるが、ハキダメギクに比べて全体に毛が少なく、舌状花は小さい、舌状花が冠毛を欠くなどの点で異なる。 |