[第3エリア北側]
ハルガヤ 春茅
Anthoxanthum odoratum L.
単子葉類 イネ目 イネ科 ハルガヤ属

ヨーロッパ〜シベリア原産で明治初期に牧草として輸入された帰化植物。草地に多い多年草。高さ 20〜50 cm。茎は細く、柔らかく、ふつう全体に開出毛がまばらにある。葉は線形、長さ 5〜10 cm、幅 3〜6 mm。葉舌は白い膜質、長さ 3〜5 mm。

花期は4〜7月。花序は円錐状で長さ 3〜7 cm、小穂が密につく。小穂は披針形、長さ 8〜10 mm、3個の小花からなるが、下部の2個は外花潁だけに退化している。

乾燥したものはクマリンの香り(桜餅の香り)がし、家畜の食欲増進になるという。