[第2エリア(ツバキに寄生)]
ヒノキバヤドリギ 檜葉宿木
Korthalsella japonica (Thunb.) Engl.
真正双子葉類 ビャクダン目 ビャクダン科 ヒノキバヤドリギ属

関東以西に分布する半寄生性(自ら光合成を行うが、水や無機栄養は宿主から奪う)の常緑小低木。ツバキ科、モチノキ科、モクセイ科などの樹木に寄生する。高さ 5〜20 cm。茎は緑色扁平で葉状。葉は極めて退化的で鱗片状、節に対生する。

花期は春〜秋。花は単性で雌雄同株。花は緑色、長さ 0.8 mm 程度。花被片は3個、合着。雄花は雄しべ3個、雌花は雌しべ1個をもつ。 果実は球形、熟すとはじけて種子を飛ばす。種子散布にアリが関与するとの説もあるとのこと。種子は粘質物に覆われ、宿主上に付着すると発芽する。