コメツブツメクサ 米粒詰草
Trifolium dubium Sibth.
真正双子葉類 マメ目 マメ科 シャジクソウ属

ユーラシア西部原産の越年草。芝生や路傍に広く帰化している。茎は基部でよく分枝し、横に広がって高さ10〜40cmほどになる。葉は3小葉からなる複葉、ほとんど無毛で葉柄は短い。小葉は長さ0.5〜1cmの倒卵形で先端がややくぼみ、不揃いの鋸歯がある。膜質の托葉がある。

花期は5〜7月。長さ3mmほどの花が5〜20個集まって咲く。個々の花に短い花柄があり、受粉後花は垂れ下がる。萼は合萼で、ほぼ同長の5裂片がある。花冠は黄色で蝶形花冠、花弁は5枚(旗弁・翼弁×2・竜骨弁×2)。旗弁にしわはない。 雄しべは10個で、基部で合着して二体雄しべを形成する。雌しべは1個、1心皮。果実は豆果で長さ約2mmの楕円形、無毛で種子を1個もつ。