[第2エリア]
ルリムスカリ
Muscari armeniacum Leichtlin ex Baker
単子葉類 キジカクシ目 キジカクシ科 ムスカリ属

南東欧原産(?)の多年草。庭などによく植栽される。地中に鱗茎をもつ。葉は根生し、線状、100〜300 x 3〜8 mm。

花期は3〜4月。花茎は 10〜20 cm、下向きに咲く小さな花(約 5 x 3 mm)を総状につける。花被片は6個、合着して釣鐘形、青紫色で縁が白色。雄しべ6個、花被上生。雌しべ1個、子房は3室、上位。果実はさく果、3裂する。

本属の中では本種が最も一般的であり、本種のことをムスカリとよぶことも多い。属名の Muscari はギリシア語のムスク(じゃ香)に起因する。英名は「グレープ・ヒアシンス (grape hyacinth)」。