ツルニチニチソウ 蔓日日草
Vinca major L.
真正双子葉類 リンドウ目 キョウチクトウ科 ツルニチニチソウ属

南ヨーロッパ原産の常緑性つる草。園芸用に庭などに植栽され、また逸出して野生化していることも多い。茎は最初直立しているが、後に横に這って伸びる。葉は対生、光沢があって濃緑色、広卵形。斑入りの園芸品種もある。

春から秋まで花をつけるが、特に春に開花することが多い。花は直径約 4 cm、淡紫色。萼片は5個、合生、毛がある。花冠は5裂して平開、小さな副花冠がある。花筒内には毛が密生。雄しべは5個、花冠に合生。雌しべは1個、柱頭は円盤状。

キョウチクトウ科の植物にはアルカロイドを含んだ有毒種が多い。本種もビンカアルカロイドを含み有毒であるが、一方で薬用とされることもある。