1. Coscinodiscus asterompharus (?). 1. 生細胞, 2. 殻 (ともに殻面). 下田沖 (2010.10.14). Scale bar = 50 µm (1), 10 µm (2).
オクロ植物門 珪藻綱 コスキノディスクス目 コスキノディスクス科
Coscinodiscus asterompharus Ehrenberg 1844
Synonym:

単体性で細胞は円盤形、比較的大型で直径 80-400 µm、殻高はやや大きい。殻頂面はほぼ平坦だが、若干盛り上がり、中央付近がやや窪む。殻套部は殻頂面に対して直角だが連結部は丸みを帯びる。葉緑体は黄褐色、盤状で多数 (図1)。

小室は放射状に配列し、小室密度は3-5個/10µm。小室の篩膜は光顕でも確認できる (図2)。蓋殻中心部にやや大きな小室からなる花紋がある。殻頂面には間隙網目があるが少ない。蓋殻縁から1-2小室離れたところに1輪の唇状突起があり、各唇状突起間は3-6小室離れている。これら唇状突起のうち2個がやや大型で、蓋殻中心に対して120-135°ずれて配置している。

世界中に広く分布する。

参考文献 References