1. Stephanopyxis palmeriana . 生群体 (帯面). 下田沖 (2010.5.11).
オクロ植物門 珪藻綱 メロシラ目 ステファノピクシス科
Stephanopyxis palmeriana (Graville 1865) Grunow 1884
Synonym: Creswellia palmeriana Graville 1865

細胞は円筒形、殻頂縁に1輪ある連結突起でつながって直鎖状群隊を形成する。直径 20-70 µm。葉緑体は黄褐色、盤状、多数。

殻頂面はほぼ平坦で殻套部とほぼ直角だが連結部は丸みを帯びる。殻は直線上に配列した六角形の偽小室(pseudolpculi)で覆われ、その大きさは殻頂面で大きく(1.5-2.5個/10µm)、殻套部で小さい(5-7個/10µm)。殻頂縁には1輪の連結突起が存在し、その基部には唇状突起がある。殻套縁にも1輪の唇状突起があり、蓋殻全体にも唇状突起が散在する。 帯片は多数で開放型、多数の小孔がある。強固な殻で覆われた休眠胞子の形成が知られる。

熱帯〜温帯域に広く分布する。特に暖水期に多い。

参考文献 References