1-3. Coscinodiscus gigas. 1, 2. 生細胞 (殻面). 3. 殻 (殻面). 下田沖 (2010.5.17). Scale bars = 50 µm (1), 20 µm (2, 3).
オクロ植物門 珪藻綱 コスキノディスクス目 コスキノディスクス科
Coscinodiscus gigas Ehrenberg 1843
Synonym:

単体性で細胞は円盤形、大型で直径100-300µm、殻高は低い。殻頂面はほぼ平坦だが、半径の中央付近がやや窪む。殻套部は殻頂面に対してほぼ直角。葉緑体は黄褐色、盤状で多数。

小室は放射状に配列し、密度は中間部で4-5個/10 µm、縁辺部で3-4個/10 µm。中心部にふつう花紋は無いが、ときにこれをもつ個体がある。間隙網目を欠く。殻套部の小室は格子状。殻頂縁近く(蓋殻縁から3-4小室)には1輪の唇状突起があり、各唇状突起間は約6 µm。これら唇状突起のうち2個が大型で、蓋殻中心に対して約130°ずれて配置している。

暖海の沿岸域に広く分布する。

参考文献 References