1. Detonula pumila. 生群体 (帯面). 1a, 1b は同一群体の焦点を変えたもの. 下田沖 (2010.5.14). Scale bar = 20 µm.
オクロ植物門 珪藻綱 タラシオシラ目 スケレトネマ科
Detonula pumila (Castracane) Gran 1900
Synonym(s): Lauderia pumila Castracane 1886; Thalassiosira condensata Cleve 1900; Lauderia delicatula Peragallo 1888; Schroederella delicatula (Peragallo) Pavillard 1913

細胞は短円筒形、殻面でつながって鎖状群体を形成する。直径 17-46 µm。蓋殻縁に1輪の有基突起があり (6-8個/10 µm)、その突出部で隣接細胞と結合している (図1a)。有基突起突出部は隣接細胞のものと互い違い。蓋殻縁には唇状突起輪もあり、同属他種に比べて小さい。やや凹んだ蓋殻中央にも有基突起が存在し、そこから生じる粘液糸によっても隣接細胞とつながっている(図1b)。帯片は明瞭。葉緑体は黄褐色、盤状、多数。

暖海域を中心に世界中に分布する。

参考文献 References