1. Ceratium gravidum. 生細胞 (背面観). 下田沖 (2011.5.15). Scale bar = 100 µ:m.
渦鞭毛植物門 渦鞭毛藻綱 ゴニオラックス目 ケラチウム科
Ceratium gravidum Gourret 1883
Synonym(s):

単細胞遊泳性。体長 300-400 µm。上殻は背腹に扁平で盤状楕円形、前角を欠く。上殻の中央後方に小さな楕円形の小孔がある。下殻は横溝部で最も幅広く、後方へ向かって狭くなる。左右後角は下殻高と同程度かやや長く、わずかに開きながら後方へ向かう。黄褐色の葉緑体をもつ。

本種を含めて海産の Ceratium はタイプ種を含む淡水産の Ceratium とは系統的にやや異なるため、Neoceratium へ移すことが提唱されている (Gómezzo et al. 2010)。この場合、本種の種名は Neoceratium gravidum (Gourret) Gómez, Moreira & López-Garcia となる。

熱帯から温帯の外洋域に分布する。

参考文献 References