1. Gyrodinium spirale. 下田港 (2010.5.11).
渦鞭毛植物門 渦鞭毛藻綱 ギムノディニウム目 ギムノディニウム科
Gyrodinium spirale (Bergh) Kofoid et Swezy 1921
Synonym: Gymnodinium spirale Bergh 1881

単細胞遊泳性。細胞は細長い紡錘形、大きさ 40-155 x 20-52 µm。細胞外形は変異に富むが、上錐と下錐はほぼ同大、左右に非対称でややねじれることが多い。細胞頂端はときに尖る。横溝はらせん状で段差は細胞長の1/2以上。縦溝は上錐へわずかに侵入し、全体はS字状。上錐溝は頂端を1周する。細胞表面には縦に明瞭な条線が存在する (上錐で30-40本)。条線密度は上錐と下錐で同程度か下錐でやや密。細胞は無色または黄色みを帯びる。横鞭毛と縦鞭毛をもつ。核は球形〜楕円形で細胞中央かやや下方に位置する。光合成能を欠き従属栄養性。

熱帯から温帯の沿岸域に広く分布する。

参考文献 References