1, 2. Discostella stelligera 3-8, 9(?), 10(?). D. pseudostelligera. 11-15. D. asterocostata. 殻 (殻面). 土浦港. Scale bar = 10 µm.
ストラメノパイル 不等毛植物門 珪藻綱 ニセコアミケイソウ目 トゲカサケイソウ科
ディスコステラ属(ホシノタイコケイソウ属)
Discostella Houk et Klee 2004, Diatom Research 19: 204-205
Type species: Discotella stelligera (Cleve & Grunow) Houk & Klee 2004 = Cyclotella stelligera Cleve & Grunow in Van Heurck 1882
Synonym:

細胞は円盤状〜円筒形、ふつう単体性。殻高が小さいため、ふつう殻面が観察される。殻面は円形、平坦または中心域が大きく突出・窪む。殻面の中心域(central area)と周縁部(marginal zone)では模様が異なる。中心域は短い条線が放射状に配列して星状模様を形成する。周縁部には放射状に伸びる胞紋列があり、胞紋列は1〜数本がまとまって胞紋列束(条線)を形成している。胞紋列束間は内側に隆起して肋になっている。胞紋列束や肋は殻套まで伸びている(EM)。殻面縁には有基突起(周縁有基突起)輪が存在する。有基突起から粘液糸を出していることもある。殻面縁に唇状突起を1個もつ(EM)。葉緑体は盤状で多数。

近年、Cyclotellaから分離された。

淡水域から汽水域にかけて生息し、多くはプランクトンとして出現する。霞ヶ浦では Discostella asterocostata, D. stelligera, D. pseudostelligera がみられ、D. asterocostata は2006年10月には比較的多かった。

参考文献 References