葉緑体膜2枚の外側に葉緑体ER2枚の外膜で囲まれる。葉緑体ERと葉緑体膜の間にはヌクレオモルフと細胞質が存在する。
ヌクレオモルフは共生した真核藻類の核の名残で,一部の遺伝子を残しており,その解析結果から,紅藻あるいは紅藻に近縁の真核藻類が共生することでクリプト藻が光合成能力を獲得したことが明らかになっている。
フィコビリソームはクリプト藻では二次的に失われ,フィコビリンはチラコイドに組み込まれたと考えられる。チラコイドのなかでフィコビリンがどのような配置をもっているか明らかでない。
フィコビリンとともにクロロフィルcをもつこともクリプト藻の特徴で,他に例をみない。 |